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飛ぶ・翔ぶ(出水のツル)

Cranecenter2

連休に行ってきたのは、

鹿児島県 出水市ツル観察センター

土曜の午後1時に出発して、

駐車場に到着したのは、閉館時刻の10分前。

出水在住の友人が、

「わざわざ長崎県から来てるんです」と言って必死に頼んでくれたそうで。

閉館時刻というのに、説明係りの方が丁寧なレクチャーをして下さいました。

展望所の2階部分と屋上からツルの居住区を眺めることが出来ます。

居住区には人の背丈ほどの仮の囲いがしてあり、人間の姿を気にするツルに配慮がされています。

しかし、そこはそれ、お好きな方々も大勢いらして、

Crane8feb11 囲いの上から望遠レンズで撮影の真っ最中。

到着した夕方は風が強く、めちゃくちゃ寒かった。

強風の中、レンズを調整する手も凍えそう。

撮影中の皆様、本当にご苦労さまです。

Crane10feb11 じつは、ここは制限つき居住地。

3月下旬には農耕のトラクターが入るらしい。

ほとんどのツルがそれまでに北に帰るわけで(居座っているツルがいたとしても追い払われてしまう!?)。

がしかし、地元の人々のツルへの愛には胸を打たれました。

飛来してくるシーズンには数を確認するわけですが、まずその仕組みがすごいです。

ツルは現在1万羽以上いるのですが、その正確な数は飛来してくる間中、毎土曜日の早朝、地元の中学校の「ツルクラブ」の生徒たちが、4班に分かれてカウントが行なわれると。

明け方に、写真奥の水色に見えている寝床から出てくるツルを数える班と、

(田圃に地下水をくみ上げて浅瀬のようになっていて、ツルは必ずそこで片足立ちで寝ると)

出たはいいけれど、なかには戻るツルもいるのでその数も調べる必要があり、

寝床へ逆戻りのツルを数える班

あとは、寝床に残っているツルを数える班

(出てくる数をカウントするのは2班だと思われ。つまりダブルチェック。)

出てくるツル数-戻ったツル数+最後まで寝床にいたツル数=全体数

寝床にいたツルを数えるのは最終段階で、その前にトランシーバーで「数え方やめ」というような連絡をとり、確認後寝床ツル数を数えるそうで。

鳥のことゆえ、朝はさすがに早く、5時ぐらいには鳴き始めるらしく。

夜明けとともに寝床から出て来るツルを、黒い覆いがかけられた隠れ場所に身を潜め、ひたすらカウント作業ということらしい。

Cranemountain070211 2月~3月の北帰行の時期には、寝床のはるか後方の10台ほどの車両(この写真では見えず)に北へと戻るツルをカウントする方々(こちらは大人)が待機しているらしい。

左右から伸びる山の稜線を越えて飛んで行ったツルは北帰行とか。

実際、北へと飛び立ったツルも目撃しました。

上空を何羽もツルが飛び回る。

(通過地点の長崎のお天気を上空で窺っているそうで。)

ツルは首も脚も長いので、飛行形に特徴があり、とても美しい。

Crane2feb11_2

さまざまに飛ぶ姿は見飽きることがなく。

Crane4feb11_2

時間の経過を忘れるほどでした。

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Comments

一回は見たいですね。 生鶴・・
鹿児島で見れるのですか? 
カウントする人たちのご苦労と、飛ぶ姿の美しさ~
ありがとう!  伝わりました。

Posted by: ちゃぎ | February 19, 2007 at 07:57 AM

ちゃぎさん
出水市は鹿児島県の北部に位置していて、熊本県寄りの所です。
ツル観察地は観光名所でもあるわけですが、半年ほど滞在するツルを地元の方々がどれほど大切にしているかということをひしひしと感じました。
飛翔するツルの姿は必見の美しさですよ。

Posted by: ブーマリン | February 19, 2007 at 11:02 AM

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