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やっと「かもめ食堂」

地方に暮らしていて不便なことの一つは、エンタメ系の充実度がいまいちな点。

映画もね、ハリウッド大作などは全国一斉公開だからいいんです。

(とはいっても、最近の大作には鑑賞意欲が湧かないものが多く・・・嘆)

評判の良い作品でも小品系のものは地方ではなかなか観られない、もしくはかなり遅めの公開だったり。

というわけで、今年3月公開の映画「かもめ食堂」。

やっと先週観てきました。

ストーリーや、登場人物のことはひとまず置いといて、

とにかく、食べ物がどれもすごく美味しそうだった!

おにぎり」がメインの食堂という設定のため、メニューは一見普通の定食屋風。

鮭の切り身(これが分厚い!)のグリルロースカツ(勝手に決め込み)の一品。

焼きたてのジューシーな鮭(和食で使う焼き網使用)や、揚げたてのロースカツも垂涎物だったのですが、

注目したのは、付け合せの野菜。

ゆでキャベツ?ズッキーニのソテー?等、温菜がかなりな量使われていて、これがきわめて美味しそうだった。

赤や黄色のパプリカのピクルス(たぶん)もサイドディッシュの重要な一品。

高級な、あるいはこじゃれたメニューはないものの、

色とりどりの自然食材を使う=料理がカラフル=食欲をそそる、かつヘルシーという図式です。

保存食品も、充実してそうな雰囲気があり。

(上記ピクルスは味がわかるような。ジャムやフルーツ漬けなんかもありそうだ。)

こんな料理が出てくる食堂があったら、入り浸りになるな、きっと。

キッチンはピッカピカだし、使用している鍋などの道具も上等。

ああいうキッチンで、新鮮な食材を使って調理をするってのは本当に気分が良さそう。

(ひそかに反省・・・)

急に調理意欲が盛り上がって、帰りに書店でレシピ本を購入したぐらいです。

それにしても、小林聡美

この人は、いつも不思議に雰囲気があり。

個人的には、数年前に全日空国内線に搭乗した折の機内番組を見て以来のファンです。

それは、小林聡美がインドで本場のインド舞踊を習うという観光PRもの。

内容からして、たぶん「踊るマハラジャ」がヒットした後ぐらいの製作かと。

当時いろいろと問題を抱えて、鬱屈した気分で乗っていた私は、なにげなく見たその番組に引き込まれて、

なぜかいっぺんに元気が出たのでした。

(あまりに印象的だったので、あとで機内誌を見たところ、「好評につき再上映」とのふれ込みだった!)

本場の振付師からインド舞踊(それもやたら早い踊り)を数日間教わる過程を番組にしているわけですが、彼女の身体能力と勘のよさにびっくり。

振付師がべた褒め(ヤラセ半分にしても)だったのもうなずけるような。

かもめ食堂」では、ヒロインが合気道の型を日常エクササイズでやっている場面が出てくるが(武道家の娘という設定)、形がさまになっていて、合気道の達人風。

フィンランドで日本人女性が一人で食堂を切り盛りするという話の都合上で、この部分は案外重要な場面だと思う(実際、泥棒=いわく付き、を合気道で投げる場面あり)。

映画や舞台で活躍する俳優さんたちは誰でもそうだろうけど、この人のプロ意識も相当なものだと思われ。

語学力もあるそうだし(三谷幸喜のエッセーに書いてあった)、いろいろと多方面に造詣が深そうです。

ではあるのですが・・・、

見たところは淡々と水のように透明感があって、あくどさがないところがいい。

映画のストーリーも、彼女のそんなキャラが生きていたように思う。

他の二人(もたいまさこ片桐はいり)も含めて、日本での苦労話をいろいろ語ったりしないのがとても良かった。

映画を観た人には分かると思うが、

小林聡美がああいう具合に作ってくれたロースカツ定食(推定)を食べて、

あんな風に淹れてくれるコーヒーを飲みながら(香りが漂って来るような)、

あのシナモンロール(コレがまた旨そうだった!)を試食させていただけたら・・・

などなど、またしても妄想にふけったのでした。

(実際このメニューを食べたらカロリーはスゴイことになりそう。思えばここ数年、ロースであれフィレであれ、トンカツというものを食べていない私。なんであれ、あのカツは美味しそうだった!しかーし、カロリー数考えたら鮭のグリルか・・・妄想止まらず・・)

      

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Comments

この映画、良いでしょ~? 笑いどころも終わったあとのほんわか感も良かったです。 
この3人の役者さんの持っているキャラが活きていました、 リズムも。 ムーミンのお国ってのもばっちりだし。  片桐さんのちょっとおどおどして、真面目そうな顔とか、もたいさんの、「あ、私、森へ(だっけ?)行って来ます~」とか・・・・   この監督さんも若い女性の方でしたよね?って、もう記憶が曖昧・・・
不思議で面白くて、他の人が作らない作品・・・。 で、しかもご飯が美味しそう!  言う事なしでした。

Posted by: ちゃぎ | October 26, 2006 at 08:44 PM

ちゃぎさん
ホント、ご飯が美味しそうでしたね!
こんな食堂が近所にあったらなあ、と思いますよ。
人間関係も、つかず離れずなんだけど温かみがあっていい雰囲気で。

Posted by: ブーマリン | October 27, 2006 at 07:00 PM

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