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南ちゃんの遠い目

9月12日に南が昇天しました。

高齢(推定8歳)にもかかわらず、何度も死線をかいくぐって、

奇跡の元気鳥」とまで言われておりましたが(身内で言っていただけ・・・)。

うちで飼っていた文鳥の中では最長生存記録の持ち主。

最期は、目を開けたまま息絶えていました。

文鳥の最期も多く見てきましたが、こんなのも初めて。

眠そうな目をして横たわっていたので、まだ生きているのかと思ったほどです。

閉じさせてあげようと思って下瞼を押し上げたけれど、閉じれなかった。

しばらくお通夜をして、なんだか遠い目をしたままの南を屋上の花壇に埋葬しました。

その日は台風の影響か夜間まで雨風が強く、小止みになった頃を見計らって屋上へ。

バラの木の根元に埋葬する予定でしたが、バラの木は花壇の一番奥の隅。

真夜中の花壇は懐中電灯で照らしても暗く、風雨のため足元も悪くて。

結局、手前のアジサイの木の根元に埋葬(涙・汗)。

考えてみれば、バラよりもアジサイのほうが南のイメージには合っているような気もして、今では納得しています。

「遠い目」をして逝った南は、最期に何を考えていたんだろう。

何を見ていたんだろう・・・・。

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うちでは、文鳥を飼う時はいつも、毛も生えそろっていないハゲハゲ状態のヒナから育てます。

そのくらいから育てると、順調に手乗り文鳥になるわけで。

南の場合は買った時期が少し遅かったせいか(5月頃?)、ヒナでもだいぶん成長したヒナで、背中を除いて(背中はグレーのヒナ毛)白い羽がもう出そろっていました。

「育ての親」(ヒナの口に直接餌を入れてやるハサミ型注射器のようなもの)でヒナ餌をやった時期も短かったせいか、

あまり自分から寄って来ようとはしなくて。

手を差し出しても、おずおずと後ずさりして、

最後に仕方なくという風情で、しぶしぶというか遠慮がちに乗っていました。

文鳥の雌雄は天と地ほど性格が違うということを知ったのは、ずっと後になってからですが、

南が雌だということは、すぐにわかりました。

嘴がやや細く、優しげでとてもおとなしく、いかにも「女の子」のイメージだったから。

それで、名前も「南」と名付けたのです。

「南」は言わずと知れたあだち充先生の「タッチ」からいただいたもの。

そう、あのイメージです。

優しく可愛い女の子で、おとなしげだけれど、実は芯が強くてしっかりしている。

いい加減な飼い主なりに考えて、しっかりと生き延びて欲しいという願いを込めたつもりでしたが、

本当に、何度も飼い主の願いを叶えて元気で長生きしてくれたような。

南の生涯は、うちの家族の激動の年月とちょうど重なっています。

子供の進学問題や、親の病気や死など次々と荒波が押し寄せた時期でした。

つらいこと、苦しいことも本当に多かったけれど、南はいつも居間の窓際で、

あまり構ってやらない飼い主を、いつも控えめに見守ってくれました。

2年前の6月にこのブログを始めた時のブログタイトルは、

南ちゃんのお気に入り」 でした。

それから、「Planet Flu」を経て、現在に至ったわけで。 

(内容的にはなんの変わりもないのですがね・・・汗)

サイドバーには「南バナー」も設定して、南はいわばこのブログのマスコットでした。

そんな南のエピソードも、時には思い出しながら書いていきたいと思います。

「南バナー」はこのブログが続く限り、残しておくつもりです。

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うちのもう一羽のペット、さくタンこと朔太郎は元気です。1歳を過ぎたけれど、頭の毛はまだ黒く揃わずに白黒まだらで、なんだか「コワモテ」風です。性格もやんちゃで荒々しく(♂)うちではギャングと呼ばれています(嘆)。おとなしかった南がなつかしい・・・。

  

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Comments

南ちゃん 天使鳥になったのね
私の手乗りはピーコと言いました
鳥は嫌いなのにこの子だけは大好きでした
手の上のあの温かい足の感触はまだ覚えてます

玄関からとんでっちゃって。。。
そのあともう鳥は飼えません(:_;)
もう30年ほども前の話です

Posted by: gura | September 25, 2006 at 07:11 PM

guraさん
>手の上のあの温かい足の感触はまだ覚えてます
確かに。
小鳥って眠くなると脚が温かくなるんですよねェ。
夜に手に乗せてやると温かいので、まるで赤ん坊みたいと思ったりしてました。

Posted by: ブーマリン | September 26, 2006 at 10:53 AM

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