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惑星インフルエンザ(4)

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アメリさんの話


コースト・ガードから電話があった時は、本当に驚いた。

何十年も会っていない姉のリカが、こっちで遭難して行方不明なんて突然聞いたんだからびっくりするわね、そりゃ。

なにしろ、リカが5歳であたしが4歳の時に別れたきりなんだから。

ケイジっていう人と結婚して男の子を産んだっていうことは聞いてたけどね。

なんであれ、旅行先で小さな子供を預けてケープ・コッド(注)から遊覧飛行に飛び立ったなんて、まったくあきれ果てた。

ホテルの託児室に預けられてたセイジは、コースト・ガードに保護されてチャイルドケアセンターに移されてるって言うし。

リカ夫婦の身勝手さには頭にきたけど、センターに行ってセイジを見たときは思わず噴出しそうになった。

その時セイジはちょうど5歳だったんだけど、別れた時のリカにあまりにも似てたから。

同じ年でヘアスタイルもレイヤーだし、考えてみればリカはスカート嫌いでいつもつなぎのパンツをはいてたっけ。

で、両親が行方不明というのにセンターのおもちゃで夢中になって遊んでるのを見たら、

まんま・リカと言ってもいいくらいだった(笑)。

            つづく

(注)ケープ・コッド
   ボストンから車で1時間程の岬。
   大西洋に突き出した、長さ105kmほどの釣針型の半島。
   清教徒が初めて北米大陸に足を踏み入れた場所として有名。

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